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冷凍食品について

 冷凍食品の品質期間
 冷凍食品は、新鮮なうちにマイナス40℃にて急速冷凍した、食品のことです。
 スーパーなどでは、常に品温が、マイナス18℃に保持されるように管理されています。
 最大の特徴は「マイナス18℃以下の保存で、最初の品質が約1年間保持できる。」事です。
 これは、日本冷凍食品協会が認定する工場にて生産さた、「認定証マーク」がついている商品のことで、製造から販売まで、常に品温がマイナス18℃に管理されているため、腐敗や食中毒の原因となる微生物が活動できないため、製造後ほぼ1年間は、安全に食べることができます。
 ただし、購入後、解凍してしまった場合は、その日のうちに食べた方が無難です。
 くれぐれも冷凍庫で再冷凍は避けて下さい。衛生管理上、味ともに望ましいです。

 冷凍食品の定義
 冷凍食品とは、近所のスーパーで買ってきた海老を、家庭の冷蔵庫で凍らせたものが、冷凍食品になるかと言えば、それは冷凍食品とはいえません。冷凍食品の定義は清潔な状態で急速冷凍(マイナス40℃)を行い素材本来の風味を失うことなく、長期の保存が可能なものが冷凍食品なのです。素材の品質(味・風味・歯ざわり・色彩・香り・栄養分・鮮度)を、すべてを新鮮なまま冷凍して、閉じ込めてしまう事なのです。

 冷凍食品の解凍方法 (参考例なので包装に記載された、調理方法を必ず確認して下さい。)
 包装を開封せずに冷凍庫から、冷蔵室へ移して数時間放置します。冷蔵室内は5℃前後なので低温解凍となり、解凍しすぎもなく衛生的でさす。味も損なわれないため理想的な解凍方法です。
 室温で放置して解凍する自然解凍を行う場合は、外気温に左右されやすいので、くれぐれも解凍しすぎに注意をした下さい。
 急速解凍をしたい時は、包装を開封せずに袋(ポリやコンビニ袋など)に入れて、中の空気を抜き、袋の口を輪ゴムなどで固く閉めて、流水にて解凍をします。冷凍食品へ直接水がかかると、風味や栄養を損ないますので注意が必要です。

 魚介類など「生もの」の冷凍食品を解凍するコツはグレーズを取り除き、戻しすぎず、芯がまだ凍っている状態の解凍が理想的です。半解凍したら、手早く調理をします。

 野菜類の冷凍食品を解凍するコツは、ブランチングされていますので、凍ったままの冷凍野菜を袋から出し、熱湯に入れるか、蒸す等の加熱調理を行います。加熱しすぎないように注意が必要です。

 冷凍食品の用語集

 グレーズ 海老やいかなど魚介類の冷凍食の素材の表面を氷の被膜で包まれた状態(グレーズ=氷衣)ことです。
 調理のコツは清潔な乾いたふきんやキッチンペーパーなどで軽く押さえ、氷の被膜上の水分を取り除きまます。そのまま調理すると水っぽくなります。 

 ブランチング 野菜を8割程度で茹でた物(半茹で状態)を急速冷凍した事です。
 これにより栄養分を保ち、色彩や、形を崩さない冷凍食品となります。
 凍ったままの冷凍野菜を袋から出し、熱湯に入れるか、蒸すなどで残りの2割分を家庭で加熱調理を行います。加熱しすぎないように注意が必要です。

参考資料:日本冷凍食品協会より
第9回 「冷凍食品について」
2002年  9月 7日作成
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