参の講座
牛肉について

 牛肉の基礎知識
 牛肉は良質なタンパク質・脂質・鉄分が豊富です。豚肉と比べて鉄分が多く含まれています。
タンパク質には体を構成するのに不可欠な、必須アミノ酸を含んだ良質なタンパク質が豊富で、抵抗力をつける効果があります。以前は動物性脂肪はコレステロールを上昇させるといわれていました。しかし、ステアリン酸やオレイン酸を多く含む、動物性脂肪の方がコレステロールを下げる、効果があるとの研究報告がありますが、食べすぎは肥満の原因になりますから注意しましょう。

主な栄養素 ・・・ ビタミンB1、ビタミンB2、タンパク質、脂質
効    用 ・・・ 冷え性、虚弱体質、貧血

 部位と名称
 @ ネック

 A 肩ロース

 B リブロース

 C ヒレ

 D サーロイン

 E ランプ

 F イチボ
 G ブリスケ

 H バラ肉

 I もも肉

 J 脛(すね)

 K タン

 L テール

 M 頬
(ほほ)
詳しくはTOPICS「牛肉の部位について」

 ホルモンの由来について
 ホルモンの語源は、大阪弁の「放るもん」=「捨てる物」から来てる説と体内ホルモンから来ている説が有力です。
 「放るもん」説とは・・・
 これは昔の日本では、内臓を食べる習慣がなく、戦後の食料不足の頃、韓国人の経営するバラックで内臓等を焼いて食べさせたのが、闇市で広がりホルモンと言う食べ物が定着した説
 「体内ホルモン」説とは・・・
 英語のHormone(ドイツ語ではHormon)とは、人や動物に必要不可欠な体の成長や働きを、調節している物質から来てると言う説があります。
各内臓の詳しく説明はTOPICS「牛肉の内臓(ホルモン)について」

 2002年の衝撃的なニュースと言えば狂牛病でしたが、改めてどんな病気の事か今一度振り返ってみました。

 狂牛病について
 
狂牛病の正式な名前は、牛海綿状脳症(BSE:bovine spongiform encephalopathy)です。
 初めて発見されたのは1986年のイギリスで起こりました。牛の脳がスポンジ状になり、歩行困難などの神経症状を起こしながら、感染すると、100%死に至る恐ろしい病気ですが伝染病ではありません。
 病原体は「プリオ」と呼ばれ、病原体のプリオを「異常プリオン」と呼んでいます。その本体はたんぱく質です。
 ウイルスや細菌とは異なり、病原体が含まれるエサを食べなければ、感染しません。
 もしエサと一緒に異常プリオンが体内に入ると、プリオンは腸の奥で吸収され、リンパ腺などを通り、脳など、正常プリオンが多く含まれている部位にもし異常なプリオンが入ると、正常なプリオンを徐々に異常な状態に変え組織が破壊され狂牛病に感染し、発症します。
  2〜8年(通常2〜5年)の潜伏期間の後、牛は行動異常や運動失調などの症状を示し、発病後2週間から6ヶ月の経過を経て死に至ります。
 



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